購入者喜びの声

成功体験者の喜びの声をご紹介いたします。

思いがけないハプニングに力を貸して頂きました! 千葉 / 男性 / 29才 / フリーター / その他

小さいころから演技をすることが好きで、将来は芝居をする仕事に就こうと考えていました。大学卒業後、劇団に入り大きな役を貰えることはありませんでたがそれなりに舞台には立っていました。演じることが好きだった私は、他の役の台詞を全て暗記していました。別に役に不満があるとかではなく、ただ単に台詞を覚えることが好きだったのです。他の役の台詞を覚えることで自分の中の世界が広がり、自分が担当する役がどういった人物なのか見えてくるのも理由でした。しかし大きな公演を控えた2週間前。練習中、主役が大怪我をしてしまい本番に間に合わない為急遽代役を立てなくてはいけない状況になりました。とはいえ、誰もが自分のことで手いっぱいなうえに本番までの時間が無さ過ぎるという状態から公演延期もやむを得ない…という雰囲気になりかけた時、監督が自分を指差し「お前、全部台詞覚えてるだろ。演技も出来るよな、代役やってくれないか」と!途端に足が震えました!今まで舞台の真ん中で話したことはなく、ましてや自分ひとりで成り立たせる場面など経験もしたことがなかったのですから。さすがに舞台の成功を神頼みせずには居られませんでした。よく効くというこちらの護符を持たせていただき、ただただ劇団に泥を塗らないように、主役の方に「やっぱり自分がやればよかった」と思われないようにと毎日祈りました。実際に主役と言う役を背負って練習をするのは自分一人で遊びながら演じるのとは比べ物にならないほどのプレッシャーでした。観客は主役に感情移入をして見ている為に自己主張が強すぎても弱すぎても作品を台無しにしてしまうのだとその時初めて知り、自分が主役で成功できるのかという不安が常に付きまとっていました。公演当日、私は護符を身につけて臨みました。不思議と緊張せず、自分の味が出た演技ができたのではないかと思います。他の劇団員にもすごくよかったとありったけの褒め言葉をいただきました。あの日舞台の真ん中で浴びた初めてのスポットライトのまぶしさは忘れることができません。力を貸して頂きありがとうございました!

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